猫のシャンプーは必要?頻度と正しい方法をわかりやすく解説
「猫は自分でグルーミングするからシャンプーは不要」と聞いたことがある人は多いはずです。確かに多くの猫は自力で体をきれいに保ちますが、状況によってはシャンプーが必要な場合もあります。本記事では、シャンプーが必要なケース、適切な頻度、準備物、実際の洗い方、注意点を初心者にもわかりやすくまとめます。
1. 猫にシャンプーが必要なケース
- 皮膚や被毛に大量の汚れやベタつきがあるとき(油性の汚れなど)。
- ノミ・ダニや寄生虫対策で医師やトリマーから指示があった場合。
- 高齢や病気で自分で毛づくろいができないとき。
- 吐き戻しや排泄物で被毛が汚れたとき(衛生上の理由)。
- 強い臭いが取れない場合や被毛の脂っぽさが続く場合。

2. シャンプーの頻度はどれくらい?
猫の種類や生活環境によって差がありますが、目安は以下の通りです。
- 短毛の室内飼い猫:基本的に月に1回〜半年に1回程度。普段はグルーミングで清潔を保てるため頻繁な洗浄は不要。
- 長毛種:被毛が絡まりやすく、汚れやすいため1〜2ヶ月に1回を目安にケア(ブラッシング頻度を上げることも重要)。
- 屋外に出る猫:汚れや寄生虫のリスクが高まるため状態に応じて洗う。必要なら月1回程度。
- 医師指示がある場合:薬用シャンプーや頻回洗浄が必要なケースは獣医の指示に従う。
3. シャンプー前の準備
- 必要な道具を揃える:猫用シャンプー、タオル数枚、ぬるま湯を張った洗面器または浴槽、ヘアドライヤー(温度を調整できるもの)、目や耳に水が入らないよう保護できる手順。
- ブラッシング:もつれや抜け毛を取り、被毛を整える。長毛は特に重要。
- 爪切り(必要なら):洗うときに引っかかれないよう短めに整える。
- 環境を落ち着かせる:静かな場所で、滑り止めを敷くなどして猫が不安にならない工夫をする。

4. 実際の洗い方(ステップ・バイ・ステップ)
- ぬるま湯で濡らす:温度は人肌より少しぬるめ(約35〜38℃が目安)。顔や耳は直接水をかけず、濡れタオルで拭く方法が安全。
- シャンプーを薄める:猫用シャンプーを適量手に取り、優しく泡立ててから体に塗布する。目や耳に入らないよう注意。
- マッサージするように洗う:強くこすらず、やさしく被毛の根元まで泡を行き渡らせる。汚れのひどい部分はポイントで丁寧に。
- 十分にすすぐ:シャンプー残りは皮膚トラブルの原因になるため、ぬるま湯でしっかりとすすぐ。
- タオルで水気を取る:押すようにして余分な水分を取り、タオルで包んで保温する。
- ドライヤーは慎重に:猫が苦手でなければ低温・低風量で距離をとりながら乾かす。嫌がる場合は自然乾燥で室温を暖かく保つ。
5. 顔や耳、目のケア方法
- 顔は濡れタオルでやさしく拭く。目の周りは専用のウエットタオルやコットンを使用。
- 耳の中は綿棒を深く入れない。外耳のみ優しく拭う。
目に濡れた泡が入らないよう、頭部は最後にさっと濡らす程度にする。

6. よくあるトラブルと対処法
- 強い嫌がりや攻撃:無理に続けず、一度中止して落ち着かせる。別日にプロのに頼む選択肢も。
- 皮膚の赤みやかゆみが出た:洗った直後に症状が出たら獣医師へ相談。使用したシャンプーが合わない可能性がある。
- シャンプーの匂いや残り:すすぎ不足が原因。再度ぬるま湯で洗い流す。
7. シャンプー以外のケアでできること
- 毎日のブラッシングで抜け毛と皮脂をコントロール。
- 部分的な拭き取り(汚れがついたときのみ)で全身洗いを減らす。
- 定期的なノミダニチェックと必要なら予防薬の使用。
8. シャンプーをプロに任せるタイミング
以下のような場合は無理をせずプロのトリミングショップや動物病院のトリマーに任せる方が安全です。
- 高齢や病気で動けない猫。
- 極端に暴れる、洗えない性格。
- 皮膚疾患や治療中で専門ケアが必要な場合。
9. まとめ:必要性は猫の状態次第
多くの健康な室内飼いの猫は頻繁なシャンプーを必要としませんが、被毛の状態、年齢、健康状態、生活環境によってはシャンプーが有効なこともあります。ポイントは「無理をしない」「安全に」「皮膚にやさしい方法で行う」こと。初めてのときや不安なときはプロに相談しましょう。
最後にもう一度:この記事は獣医師の監修を受けておらず、一般的な情報提供を目的としています。愛猫の健康状態に関する疑問や皮膚トラブルがある場合は、必ず獣医師に相談してください。


