猫の個性:血液型と性格の面白い関係性【A型・B型・AB型の特徴】
日本では「A型は几帳面」「B型はマイペース」といった血液型占いが人気ですが、実は猫にも血液型があることをご存知でしょうか?
「うちの子は気まぐれだからB型かな?」「慎重だからA型かも」なんて想像するのは楽しいですよね。実は、猫の血液型と性格には、科学的な断定はできないものの、ある種の「面白い傾向」や「品種による偏り」が存在します。
この記事では、意外と知られていない猫の血液型の種類や割合、そして巷で噂されている血液型ごとの性格の傾向について詳しく解説します。愛猫のルーツや個性を知るための新しいヒントになるかもしれません。
まず知っておきたい!猫の血液型の基礎知識
人間にはA・B・O・ABの4種類がありますが、猫の血液型システムは少し異なります。性格の話に入る前に、まずは猫の血液型の不思議なルールを見てみましょう。
猫には「O型」が存在しない
これが一番の驚きポイントかもしれません。猫の血液型は以下の3種類だけです。
- A型
- B型
- AB型
人間のO型にあたる血液型は猫にはありません。そのため、「おおらかなO型」という性格診断は猫界には存在しないのです。
日本猫のほとんどは「A型」?
実は、日本に住んでいる猫(特に雑種や日本猫)の約70%〜80%以上が「A型」だと言われています。
もしあなたが「うちの猫の血液型は何だろう?」と思ったら、確率論だけで言えばA型である可能性が非常に高いのです。
一方で、B型やAB型は非常に珍しく、特にAB型は全体の数%未満というレアキャラです。
【血液型別】猫の性格の傾向と特徴
それでは、一般的に言われている「血液型ごとの猫の性格」を見ていきましょう。
※これらは科学的に証明されたものではなく、品種ごとの傾向や飼い主さんの統計に基づいた「お楽しみ要素」として捉えてくださいね。
1. A型の猫:慎重派で協調性がある優等生
日本の猫の大半を占めるA型。いわゆる「猫らしい猫」の性格と言えます。
- 性格の傾向:
- 警戒心が強く、最初は慎重
- 慣れると甘えん坊になるツンデレタイプ
- 空気を読むのが上手で、争いを避ける
- 環境の変化に敏感で神経質な一面も
野良猫出身の子や日本猫(雑種)にA型が多いため、厳しい外の世界を生き抜くための「慎重さ」や「賢さ」を持っている子が多いのかもしれません。「石橋を叩いて渡る」タイプが多いのがA型の特徴と言われています。
2. B型の猫:好奇心旺盛でマイペースな冒険家
日本では少数派のB型ですが、洋猫(純血種)に多く見られる血液型です。
- 性格の傾向:
- 好奇心が強く、新しいもの好き
- 人懐っこく、初対面の人でも平気なことが多い
- 一点集中型で、遊びに夢中になると止まらない
- 「個」を大切にする、まさにマイペース
B型が多い品種には、ブリティッシュショートヘアやデボンレックスなどがいます。これらの品種が持つ「穏やかでおっとり、でも遊ぶ時は遊ぶ」という性格が、そのままB型のイメージとして定着しているようです。
3. AB型の猫:つかみどころのないミステリアスな天才肌
非常に珍しいAB型。出会えたら奇跡に近い確率です。
- 性格の傾向:
- A型の慎重さとB型の大胆さを併せ持つ
- 行動が予測不能でミステリアス
- プライドが高く、ベタベタされるのを好まないことも
- 賢く、飼い主の行動をよく観察している
数が少なすぎて統計的な特徴が掴みにくいのが正直なところですが、その「レア感」も相まって、特別なオーラを放っている猫ちゃんが多いと言われています。
「性格」の正体は血液型ではなく「品種」?
「うちの子は雑種だけどB型っぽい行動をするよ?」と思った方もいるかもしれません。
実は、猫の血液型と性格の関係性は、「品種(描種)による性格の違い」と深くリンクしています。
猫の血液型の分布は、品種によって大きく偏りがあります。つまり、「B型の猫の性格」というのは、実質的に「B型が多い品種の性格」を指していることが多いのです。
品種ごとの血液型分布の傾向
【A型が圧倒的に多い品種(ほぼ100%)】
アメリカンショートヘア、ロシアンブルー、シャム、トンキニーズ、日本猫(雑種)など
→ これらの猫は「活発」「賢い」「忠実」といった性格が多い傾向があります。
【B型の割合が比較的高い品種(10%〜50%程度)】
ブリティッシュショートヘア、デボンレックス、コーニッシュレックス、ペルシャ、アビシニアンなど
→ これらの猫は「おっとり」「甘えん坊」「独立心が強い」といった性格が見られます。
このように見ると、「A型だから慎重」というよりは、「A型が多い日本猫やアメショは慎重な傾向がある」と考えるのが自然かもしれませんね。
飼い主として知っておくべき「命に関わる血液型の話」
性格診断として楽しむ分には良いですが、猫の血液型は時として命に関わる重要な情報になります。性格以上に知っておいてほしいポイントが2つあります。
1. 輸血が必要になった時の適合性
もし愛猫が病気や怪我で輸血が必要になった場合、人間と同じように血液型を合わせる必要があります。
- A型の猫には、A型の血液しか輸血できません。
- B型の猫には、B型の血液しか輸血できません。
- AB型の猫には、AB型の血液がベストですが、緊急時はA型の血液を使える場合もあります。
特にB型の猫ちゃんは数が少ないため、万が一の時にドナー(血液を提供してくれる猫)を探すのが非常に困難になります。
もし愛猫が「B型が多い品種」である場合は、健康なうちに一度動物病院で血液型検査をしておくと安心です。
2. 新生児溶血(繁殖を考える場合)
これはブリーディング(繁殖)を考えている方への注意点です。
「B型の母猫」と「A型の父猫」の間に生まれた「A型(またはAB型)の子猫」が、母乳(初乳)を飲むと、母猫の抗体が子猫の赤血球を破壊してしまう「新生児溶血」という恐ろしい病気を引き起こすことがあります。
子猫が突然亡くなってしまう原因の一つです。不幸な事故を防ぐためにも、交配の前には必ず血液型検査が行われます。
愛猫の血液型を知る方法
「性格診断もしたいし、万が一のためにも知っておきたい!」
そう思った場合、どうすれば血液型がわかるのでしょうか?
動物病院での検査が必要
人間のように献血ルームで気軽に…とはいきません。基本的には動物病院で採血をして検査を行います。
- タイミング:避妊・去勢手術の術前検査や、健康診断の採血のついでにお願いするのが一般的です。
- 費用:病院によりますが、数千円〜1万円程度かかることが多いです。
- 簡易キット:一部、自宅で検査できるキットも販売されていますが、正確性を求めるなら病院での検査をおすすめします。
わざわざ血液型検査のためだけに採血をするのは猫ちゃんにとってストレスになるので、「健康診断のついで」に獣医さんに相談してみるのがベストですね。
まとめ:血液型はあくまで個性のスパイス
猫の血液型と性格の関係についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
「A型だから几帳面」「B型だからマイペース」というのは、科学的根拠というよりは、品種の傾向や飼い主さんたちの楽しい話題の一つとして捉えるのが良さそうです。
人間と同じで、猫の性格も「生まれ持った遺伝子」と「育った環境」で決まります。
A型だけど大胆な子、B型だけど甘えん坊な子…。血液型の枠に収まらない個性こそが、その猫だけの魅力です。
「もしかしてこの行動は血液型のせい?」なんて想像しながら愛猫を観察すると、いつもの日常が少しだけ面白くなるかもしれませんね。

