猫を幸せにする抱っこ術!嫌がられない正しい抱き方から懐き方まで徹底解説
猫との絆を深める抱っこは、飼い主さんにとっても猫にとっても至福の時間。しかし、「うちの猫は抱っこが嫌いみたい…」と悩んでいる方もいるかもしれません。この記事では、猫が心からリラックスできる抱き方の基本から、抱っこ嫌いな猫に慣れてもらうための秘訣まで、あなたの猫との関係をより一層深めるための情報をお届けします。
なぜ猫は抱っこを嫌がるの?猫の気持ちを知ろう
猫が抱っこを嫌がるのには、いくつかの理由があります。まずはその理由を理解することで、猫に寄り添った抱っこができるようになります。
猫が抱っこを嫌がる主な理由
- 本能的な警戒心:猫は本来、高い場所から獲物を見下ろす捕食者であり、また捕食される側の動物でもあります。足が地面から離れることは、本能的に「危険」と感じる場合があります。
- 体の自由が奪われる感覚:体をしっかりと拘束される抱っこは、猫にとって身動きが取れない不安を感じさせることがあります。
- 過去の嫌な経験:無理やり抱っこされた経験や、抱っこ中に嫌なことがあった経験があると、抱っこに対してネガティブな印象を持ってしまうことがあります。
- 気分ではない:人間にも気分があるように、猫にも「今は構われたくない」という時があります。
- 抱き方が不快:不安定な抱き方や、痛みを感じさせるような抱き方は、猫にとって大きなストレスになります。
これらの理由を理解し、猫の気持ちを尊重することが、抱っこ成功の第一歩です。

猫が安心する「正しい抱き方」の基本
猫が抱っこを好きになるためには、まず「安心できる」抱き方をマスターすることが重要です。ここでは、猫がリラックスできる抱き方の基本を解説します。
基本的な抱き方のイメージです。
1. 声かけとゆっくりとしたアプローチ
突然抱き上げるのはNG。優しく名前を呼んだり、「抱っこしようね」などと声をかけながら、ゆっくりと猫に近づきましょう。猫が安心していることを確認してください。
2. 片手で体を支え、もう片方の手でお尻をサポート
まず、片方の手で猫の前足と胸のあたりをそっと支えます。もう片方の手は、猫のお尻から腰の部分をしっかりとサポートするように添えます。この時、猫の足がブラブラしないように、安定させてあげることが大切です。
3. 体を密着させて安心感を与える
猫を抱き上げたら、飼い主さんの体に密着させるように抱えましょう。猫は体が安定していると感じると安心します。不安定な抱き方は、猫に恐怖感を与えてしまいます。
4. 全身をしっかり支える抱き方「フットボール抱っこ」
子猫や体が小さい猫、あるいはじっとしていられない猫には、「フットボール抱っこ」がおすすめです。片腕で猫のお腹側を支え、もう一方の腕で猫の頭から首筋を支えるように抱えます。猫の体が安定し、前足が自由に使えるため、安心感を与えやすい抱き方です。
5. 抱っこする場所にも配慮
抱っこする際は、静かで落ち着いた場所を選びましょう。騒がしい場所や、猫が他に気を取られるような場所では、集中できず嫌がってしまうことがあります。
NGな抱き方
- 首だけ、前足だけで持ち上げる:猫の体に負担がかかり、痛みを感じさせます。
- 逆さに抱っこする:猫は逆さまにされることを嫌がります。
- 体を締め付ける:苦しさを感じさせ、抱っこが嫌いになる原因になります。
- 無理やり抱き上げる:猫が嫌がっているのに無理強いすると、信頼関係が損なわれます。
抱っこ嫌いな猫に慣れてもらうためのステップ
今まで抱っこが苦手だった猫にも、少しずつ慣れてもらうことは可能です。焦らず、猫のペースに合わせて進めましょう。

ステップ1:触られることに慣れてもらう
いきなり抱っこするのではなく、まずは猫が触られることに抵抗を感じなくすることが目標です。猫がリラックスしている時に、優しく撫でたり、体を触ることから始めましょう。猫が喜ぶ場所(顎の下、耳の後ろなど)から始めると良いでしょう。
ステップ2:短時間の抱っこから始める
触られることに慣れてきたら、ごく短時間(数秒)の抱っこから試してみます。抱き上げたらすぐに下ろしてあげ、「抱っこは怖くない」という経験を積み重ねさせます。
ステップ3:ご褒美とセットで良いイメージを作る
抱っこができた後には、おやつやおもちゃでの遊びなど、猫が喜ぶ「ご褒美」をあげましょう。これにより、抱っこ=良いことがある、というポジティブなイメージを猫に植え付けることができます。
ステップ4:コミュニケーションを大切にする
抱っこだけでなく、普段から猫とのコミュニケーションをたくさん取りましょう。優しく話しかけたり、一緒に遊んだりすることで、飼い主さんへの信頼感が深まり、抱っこを受け入れやすくなります。
猫のサインを見逃さない
抱っこ中に猫が嫌がる素振りを見せたら、すぐに下ろしてあげることが重要です。しっぽをぶんぶん振る、体を硬くする、耳を横に倒す(イカ耳)、しっぽを足の間に挟むなどのサインは、「嫌だ」という猫からのメッセージです。無理強いは絶対にやめましょう。
抱っこで絆を深める「猫の懐き方」のコツ
抱っこは、猫との絆を深める素晴らしいコミュニケーションの一つです。より深い信頼関係を築くためのコツをご紹介します。

1. 猫の気持ちを尊重する
猫が抱っこを求めている時にだけ抱っこをしましょう。猫が甘えてくる時や、リラックスして寄り添ってくる時がチャンスです。
2. 優しい声で話しかける
抱っこ中は、優しく語りかけたり、喉をゴロゴロと鳴らしてあげたりすることで、猫は安心感を覚えます。猫は飼い主さんの声のトーンによく反応します。
3. 適度なマッサージや撫でる
抱っこしながら、猫が気持ちいいと感じる場所を優しくマッサージしてあげましょう。顎の下、耳の後ろ、首筋などが喜ばれることが多いです。
4. 毎日少しずつ継続する
一度に長時間抱っこするのではなく、毎日少しずつでも抱っこに触れる機会を作ることで、猫は抱っこに慣れていきます。ルーティン化すると、猫も予測できるようになり、受け入れやすくなります。
5. 猫のペースに合わせる
猫の性格や体調はそれぞれ異なります。他の猫と比べて「うちの子は抱っこしてくれない」と焦る必要はありません。その子のペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。
まとめ
猫の抱っこは、単に抱き上げる行為ではなく、愛情と信頼のコミュニケーションです。猫が抱っこを嫌がる理由を理解し、安心できる正しい抱き方を実践すること、そして猫の気持ちを尊重しながら少しずつ慣れてもらうことが大切です。
焦らず、猫のペースに合わせて愛情深く接することで、きっとあなたの猫も抱っこを大好きになり、二人の絆はより一層深まるでしょう。今日から、あなたの猫を幸せにする抱っこ術を実践してみてくださいね。


