日本にいる猫の数はどれくらい?最新データで解説
日本は世界的にも猫好きが多い国といわれています。実際、近年では犬の飼育頭数を上回り、猫が「国民的ペット」として定着しました。では、日本には実際にどれくらいの猫が暮らしているのでしょうか?
本記事では、最新の統計データをもとに、日本にいる猫の数や、その背景にある社会的変化、野良猫や地域猫の現状まで詳しく解説します。
日本にいる猫の総数
ペットフード協会の調査(2023年発表)によると、日本で飼われている猫の数はおよそ883万頭と推計されています。これは犬の飼育頭数(約720万頭)を大きく上回る数であり、猫が日本で最も多く飼育されているペットであることを示しています。
統計上の猫の数は年ごとに微増を続けており、特に単身世帯や高齢世帯での飼育が増えているのが特徴です。
なぜ猫の数が増えているのか?
猫の飼育数が増加している背景には、次のような要因があります。
- ライフスタイルの変化 … 散歩が不要で室内飼いができる猫は、忙しい都市生活者に適している。
- 少子高齢化 … 高齢者や一人暮らし世帯で「手軽に飼える伴侶動物」として人気。
- 住環境の変化 … マンションやアパートでも飼いやすい。
- メディアの影響 … SNSや動画配信で猫ブームが加速し、猫を飼いたい人が増加。
野良猫や地域猫を含めた「本当の猫の数」
飼い猫の統計は明らかになっていますが、日本には野良猫・地域猫も多数存在します。正確な数は把握が難しいものの、推定で数百万匹規模といわれています。
都市部では「地域猫活動」として、野良猫を不妊去勢手術して元の場所に戻し、地域で世話をする取り組みが進んでいます。これにより野良猫の数を減らしつつ、人と猫が共存できる社会づくりが目指されています。
犬と猫の飼育数の逆転
かつて日本では犬の飼育頭数が猫を上回っていました。しかし、2017年ごろを境に猫が犬を逆転しました。その背景には、犬の寿命が長くなり「新たに飼う人が減っている」一方で、猫の人気が上昇したことがあります。
特に高齢化社会においては、散歩の必要がなく、室内で飼える猫の方が生活に合うと考える人が増えているのです。
日本人と猫の関係の歴史
日本に猫が伝わったのは、奈良時代に中国から仏教経典を守るために連れてこられたのが始まりといわれています。その後、稲作を守るための「ネズミよけ」として重宝され、江戸時代には庶民にも広まりました。
現代では「家族の一員」としての位置づけが強まり、ペットから伴侶動物へと変化しています。
今後の猫の数はどうなる?
今後も猫の飼育頭数は微増傾向が続くと考えられます。ただし少子高齢化が進む中で、「飼えなくなるリスク」や「高齢者が最後まで飼いきれない問題」も指摘されています。
また、動物愛護管理法の改正や譲渡会の普及によって、ペットショップから買うのではなく「保護猫を迎える」という文化も定着しつつあります。これにより、野良猫の減少や適正飼育の推進につながることが期待されます。
まとめ
日本にいる猫の数は、飼い猫だけで約883万頭。犬を上回り、今や日本で最も人気のあるペットとなりました。
その背景には、ライフスタイルや社会構造の変化が大きく影響しています。
一方で、野良猫や地域猫を含めればさらに多くの猫が存在します。これからは「猫を飼う数」をただ増やすのではなく、最後まで責任を持って飼育すること、そして地域と共生できる社会づくりが求められています。
猫の数を知ることは、私たちと猫との未来を考える第一歩です。あなたもぜひ、身近な猫との暮らしを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

